松田吉郎

松田吉郎

著 書

「寧波の水利と人びとの生活」
2016年10月
汲古書店
ISBN 978-4-7629-2949-6
初版年月日 2016年10月
『寧波の水利と人びとの生活』は2005年に開始し、2010年まで継続した科研寧波プロジェクトの成果である。松田吉郎は寧波の它山堰水利、広徳湖水利、東銭湖水利、水の娯楽を述べ、小野泰は広徳湖と楼异について述べ、南埜猛は建国後の寧波の水利及びダム建設から見た寧波の水利を述べ、森田明は神戸在住華僑呉錦堂による故郷の慈恵県杜湖・白洋湖の改修事業を述べた。文献記録だけでなく、現地調査の成果が盛り込まれた論文集である。

「台湾原住民の社会的教化事業」
2011年11月
晃洋書房
ISBN 978-4-7710-2289-8
初版年月日 2011年11月
日本統治時代の台湾原住民に対する教化事業を仏教布教師による教化事業、授産、農業講習所、国語講習所、国語演習会、青年団、自助会及び阿里山ツオウ族の戦前・戦後に分けて述べた。特に「蕃人」公学校・「蕃童」教育所卒業生、及び未就学の老人に対する教化事業によって日本語能力が向上したことを明らかにした。

「台湾原住民と日本語教育―日本統治時代台湾原住民教育史研」
2004年12月
晃洋書房
ISBN 978-4-7710-1597-5
初版年月日 2004年12月
日本統治時代台湾原住民教育史を通史的に明らかにした。平地における国語伝習所から「蕃人公学校」における教育、山地における撫墾署・辨務署から警察による「蕃童教育所」教育の理念と実相を解明した。特に山地における原住民教育は「知育を第二、徳育を第一」とする方針の下、国語・実科教育中心に行われていたことを明らかにした。